Michael Buble

ジャズ界のニューヒーロー現る.名前はMichael Bubleマイケル・ブーブレ)若き日のシナトラを彷彿とさせる姿,歌いぶりには参りました.なんとも声がよろしい,そしてルックスもいいじゃん.彼はこの先もっと爆発するに違いないと確信している.

ある指摘があった.なぜジャズを歌う人は同じ歌をカバーするのか?ジャズ界では,みなスタンダードと呼ばれる有名な曲をカバーする.そうこの行為は何度もおこなわれてきたし,当たり前なのだ.というか,同じ曲でも歌う人によってテンポも雰囲気も全く変わる.だから,どーせカバーでしょ?などと軽くみてはならない.時には本当にえっ?これ同じ曲なの?ってびっくりすることもある.しかし,その中からこの曲と言ったらこの人でしょうといったものも生まれる.例えば,シナトラが歌う「I've got you under my skin」やナットキングコールが歌う「L-O-V-E」,ルイ・アームストロングが歌う「What a wonderful world!」などがその代表だ.それは歌う本人がお気に入りで必ずライブで歌うとかその曲にぴったりであったこととかが考えられる.ここで注意しなければいけないのが,こういった曲はもう他の人が歌えないといったことではない.もしかすると,「I've got you under my skin」と言ったらブーブレになるかもしれない.簡単なことではないが,決して不可能ではないものを感じさせてくれた.